投球時の右肩前面の痛み
症状

野球選手。
2年前頃に、投球する機会が増えて右肩を痛める。
それ以来、肩を上げる動作、肩を内旋する動作で右肩の前側に痛みがでる。
バッティングの痛みは無いが、投球時に痛みがある。
(当該患者は 右投げ 右打ち。)
来院者
20代 男性
頻度
週1回程度
期間
2025年6月 ~ 2025年6月
通院回数
1回
施術と経過
最初、巻肩を疑ったが深刻な影響はなさそうだった。ご本人も巻肩を気にしていた様子。
背部の軸を整える目的で下腿部に鍼。(この時点で痛みが半減。)
本症状に直接関係ないと思われるが、左ハムストリングスに硬さがあったのでケガ予防目的で腰部に鍼。
肩関節に関連する頚の部分に硬結があったので、足と背中に鍼。(さらに痛みが半減。)
肩関節に影響のある股関節に硬さがあるのを本人と共有。関連する足に鍼。緩みを共有。
腹部の張り感を共有。頭に鍼をして腹部や腕の張りが緩むのを共有。
最終的に、症状の9割が改善された。
残り1割は練習で動かしていれば自己治癒可能な範囲。
実際に練習して様子をみていただく。
気になるようならば、再度来院をすすめ、気にならないようならばそのまま卒業して大丈夫と説明する。
鍼治療の現場から
このような鍼治療ですと
① 患部に鍼をしていないので、患部に炎症が起きない。
② 患部に鍼をしていないので、力が抜けない。(力が入る。)
③ 患部に鍼をしていないので、パフォーマンスが下がらない。
④ 患部に鍼をしていないので、直ぐに試合に出れる。
⑤ 患部に鍼をしていないので、患部や患部周囲の二次的な痛みが起こり難い。
選手の方から一般の方まで、安心して安全に鍼を受けていただけると思います。