左腕の痺れ
症状

左腕(肩から)の痺れ。
肩から腕にかけての痺れ。
常に痺れているワケではない。
美容室の洗髪台で左の頚が痛くなる。
身体観察をすると
左の胸鎖関節に変位がみられた。
左肩、巻き方。
小胸筋、烏口突起部の硬さ。
右肩、肩甲棘内端の肩甲間部に硬結。
来院者
60代 女性
頻度
週1回程度
期間
2025年2月 ~ 2025年2月
通院回数
1回
施術と経過
頚部からの症状と云うより、巻き方由来の胸郭出口症候群を疑う。
特に烏口突起部の硬結と小胸筋の硬さが顕著であったため、その改善を目的とした治療を開始。
巻き方を改善するために、左足に鍼をした。
追加で左手と左前腕に鍼をした。
左肩に硬さがあったので、腰に鍼をして緩むのを確認。
最後に起き上っていただくと、巻き方が改善された。
痺れもかなり減っているとのこと。
日常生活で巻き方にならないように気を付けてもらうように説明。
未だ症状が気になるようなら、来院を促して今回で卒業とした。
鍼治療の現場から
頚部由来の痺れではなく胸郭出口由来の腕の痺れであった。
胸郭出口で改善されない場合は、頚部由来かもと症状を絞りながら鍼療を行った。
とても華奢で細い女性であったので、最初に胸郭出口症候群を疑ったのが
少ない回数で改善できた要因となった。
巻き方も生活習慣や環境や仕事の影響を受けるが
鍼で改善することができるので、痺れなどの症状がなくても鍼をおすすめします。
巻き方を放っておくと、将来肩コリや頭痛などを引き起こす可能性もあります。
症状が出てない時に、早目の鍼療をおすすめします。
