ばね指・腱鞘炎
症 状

普段は指をスムーズに曲げ伸ばしすることが当たり前にできます。
けれども、手の指や腕などに負担がかかることで、指につながる『腱』や腱を包む『腱鞘』に炎症が起きて、動かすときの痛みや、動きにくさ、引っ掛かりなどの現象がおこる状態をさします。
頻度として《親指》と《中指》に発症することが多いですが、人により他の指に出ることもあります。
一般的な治療法
- 安静 休養
- 電気などの物理療法
- リハビリ
- ステロイド注射
- 手術
反復的に指を使うことにより、患部に炎症が起こるので、冷やして安静にしていれば落ち着く場合もあります。 しかしその状態を繰り返すことで痛みが出たり、動きが悪くなったり、引っ掛かりが起きます。痛みが取れず、動きの改善がない場合は、手術を勧められることも。
- 日常的に仕事で手や指先を使う方。
- 精密な作業をされている方。
- 楽器を演奏されるプロの方。
- スポーツをされている方。
- 家事作業で痛みを感じる方。
- 赤ちゃんを抱っこすることが多い方。



仕事や趣味から日常生活動作でも発症する身近な症状ですが、痛みや不自由さがあるとストレスを感じる症状でもあります。
指先を使うプロの方ですと、パフォーマンスの低下にも繋がります。
鍼治療の現場から
結論。患部である指には鍼をしません。
それは指や患部が原因ではないと考えているからです。
炎症のある指やその周辺に鍼をしても痛いだけ… (^ ^;)
指先に鍼をされると思った方はご安心ください。
痛みや引っ掛かりを引き起こしている原因を突き止めて、その原因であるツボに鍼をします。
ばね指や腱鞘炎で手術を勧められて迷われている方も、お試しいただけたらと思います。