胃腸障害
症状
《過敏性腸症候群 (IBS) 》
《機能性ディスペプシア (FD) 》
お腹の症状を抱えている方は、潜在的にとても多いような気がします。
何かとストレスの多い昨今、お腹の症状で学校に行けない。仕事に行けない。など深刻な場合もあります。


西洋医学的には明確な原因が解明されていません。検査を受けても機能的な異常は見つかりません。
そこで、原因はストレスに大きく影響を受けていると考えられています。
腸と脳は『腸脳相関』といわれ、お互いに影響を受けており、密接に関係しています。
脳がストレスを受けると、自律神経を介して胃腸に影響を与えます。そして、その逆のことも起こります。
身体の緊張も内臓の働きを低下させます。頚や肩のコリは自律神経の働きを乱し、内臓機能に影響を与えます。
身体の緊張を取ることで、自律神経を整えて内臓機能を安定させるコトがとても大切です。
鍼治療の現場から
腹部症状がある人は、お腹の筋肉が硬くなっている場合があります。
自律神経の反射によって内蔵の不調はお腹の硬さに現れます。
逆に、お腹が硬過ぎると内蔵へ影響します。
この時、病名が何かより、お腹のどの部分が硬いのかを確認し、それを緩めていくようにします。
お腹を緩めるのが目的ですが、お腹に鍼を打つことはありません。
お腹に関係する手や足のツボに鍼をすることで、お腹の緊張を緩め、内臓の負担を軽減します。


鍼でお腹を調整すると
《身体の軸が安定する》
《呼吸がしやすくなるので 長時間 活動できるようになる》
《肩のチカラが抜けて、リラックスして動けるようになる》
など



アスリートの方が鍼灸院でお腹の調整をする。という話をあまり耳にしません。
お腹を調整することのメリットが知られていないからかも知れません。
『試合の前に万全のコンディションを作りたい』『より高いパフォーマンスを発揮したい』
などの場合、鍼でお腹の状態を整えておくことをおすすめしたいです。