野球選手の肩の鍼

先日、野球選手が人生初の鍼治療に来院されました。
二年前ほど前から右の肩を痛めているとのこと。
打つ方の痛みは気にならないが、ボールを投げるときに痛みが出る。
肩は強い方だが、痛みで実力を発揮できていない状態。との様子でした。
治療の内容としては
背部の軸を整える目的で下腿部に鍼をしたあと、起きて痛みを確認していただくと
『痛みが半分になりました!』とのこと。
肩関節に関連する頚に硬さがあったので、足首と背中に鍼。
確認していただくと、『さらに先ほどの半分になりました!!』とのこと。
肩に関連する股関節の硬さを本人と共有。そこで足に鍼をして股関節の緩みを共有。
腹部の張り感を、本人と共有。頭に鍼をして腹部や腕の緩むのを共有した。
起きていただき、最終的に確認したところ『9割以上よくなりました!!!』とのことでした。
2年間悩んでいた症状が、1度の鍼で9割改善されました。
(※ 残りの1割は練習で動かしていれば自己治癒可能な範囲。気になるようなら再度来院。気にならなければそのまま卒業の旨、お話しました。 益々のご活躍を応援しております。)
治療に使用した鍼は合計で8本。ツボも8箇所。
そして1番大事なことは、みなさんもお気付きだと思いますが
治療の間、『痛めている患部には一切鍼をしていません。』と云うことです。
このような鍼治療ですと
① 患部に鍼をしていないので、患部に炎症が起きない。
② 患部に鍼をしていないので、力が抜けない。(力が入る。)
③ 患部に鍼をしていないので、パフォーマンが下がらない。
④ 患部に鍼をしていないので、直ぐに試合に出れる。
と上記のようなことが可能です。
そして…
⑤ 患部に鍼をしていないので、
あの伝説の《中国鍼事件!?》や記憶に新しく業界が騒然となり猛抗議をした《長胸神経麻痺事件!?》
などが起こり難い!!と言えます。
このように患部に鍼をしていないので、野球関係のみなさまも安心して鍼を受けていただきたいと思います。
栃木にもプロの野球チームや社会人チームがあるので、微力ながら野球に関連するみなさまのお力になれたらと存じます。